●「飛行機のたとえ」
イラク戦争で、アメリカと結託したのはイギリスですが、そのイギリスの有名な宰相といえ
ばチャーチルです。そのチャーチルは「人生は、飛行機が飛んでいくようなものだ」と語って
おります。生きることは、飛ぶことだというわけです。
「飛ぶように月日が過ぎる」という言葉があります。これは私たちは昨日から今日、今日か
ら明日へと、去年から今年、今年から来年へと、猛スピードで飛んでいく飛行機のようなも
のだという意味です。
中学3年間、高校3年間が「えっ!もう過ぎちゃったの?!」と思ったのは私だけではない
と思います。今年度も、春が過ぎ、夏が過ぎ、秋が暮れ、冬になってしまいました。もう2ヶ月
半で来年度です。
飛行機が飛び立ったときというのは、私たちがこの人生に生まれてきたときに当たりま
す。人生という大空に飛び立つという意味です。
それ以来、私たちは、小学校、中学校、高校、大学、社会人、、、とものすごいスピードで
”人生飛行”を続けるのです。
ところが、飛行機はいつまでも飛び続けることはできません。
それは、燃料に限りがあるからです。
つまり、私たちの人生飛行では命に限りがあるのです。
どんな人生も100%死に向かって突っ込んでいかなければならないのです。未来に100%
待ち受けているものは、やがて燃料が切れて墜落していかねばならないということです。
たいていの乗客は、自分の乗っている飛行機は安心して着陸できると信じ込んでいるも
のです。ですから、飛行機の中でコメディ映画を見たり、フィッシュorチキンの機内食を食べ
たり、口をあけてのんびり寝ていたりできるのです。
それがもし突然、墜落するしかないことを知ったら、乗客は一体どうなるでしょう?
イラク戦争の契機となった、あの9・11同時多発テロの被害にあった方々がまさしくそうで
した。
突然、テロリストによって自分たちの乗った飛行機の墜落が告げられたのです。
未来が暗いと、現在から暗くなります。きっとどんな食事もおいしくないし、コメディー映画
も面白くく、快適な旅どころではない、不安におびえ、狼狽し、泣き叫ぶ人たちばかりであっ
たでしょう。
乗客の苦悩の元は、この場合やがて起きる墜落なのですが、墜死だけが恐怖なのでは
ありません。悲劇に近づくフライトそのものが地獄なのです。
これは、9・11テロの乗客だけではなく、私たち全ての姿なのです。
そこで、やがて起きる死の大問題を解決することこそ、人生飛行を続けている今、絶対に
果たさなければならないことだといわれているのです。
私たちが生きている今、いつ燃料が切れても絶対確実に降りられる大空港を見つけて初
めて、本当に明るく楽しい空の旅が満喫できます。人生も、また然りです。
これを人生の目的は、「生死(しょうじ)の一大事を解決して、絶対の幸福になること」だと
いわれているのです。
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